農薬問題

ネオニコチノイド系の農薬とミツバチ

フランスで、ミツバチの大量死に関わるクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、アセタミプリドの5つの農薬を屋外、温室内での使用を禁止することを発表しました。ミツバチは、受粉を媒介しているため、ミツバチなしでは作物が育たないのです。世界中でミツバチの大量死が問題となっており、ネオニコチノイド系の農薬がこの現象の要因だと言われています。

ネオニコチノイド系の殺虫剤は、1990年代の半ばに作られました。昆虫の中枢神経系を攻撃することにより、作用します。当時、これらは以前の農薬よりも害が少ないと予想され、果樹、小麦、キャノーラ、ぶどう園などの開花作物で最も広く使用される農薬となりました。
「蜂群崩壊症候群」として知られる現象につながっている農薬の使用が、ミツバチの個体数の減少に加担しています。農薬にさらされることは、ミツバチを殺すだけでなく、生き残ったハチの免疫システムを弱体化させ、結果彼らは病気に対して脆弱(ぜいじゃく)になります。
いくつかの研究では、ネオニコチノイド系の殺虫剤でミツバチが中毒になる可能性も示唆しています。また、一部のミツバチは健康的な食物ではなく、農薬入りの食物を選ぶことを示しました。
国連によると、ミツバチや蝶などの花粉媒介者が世界的に絶滅してしまうのではないかという深刻な危険にさらされています。それは、世界規模で食糧の入手に恐ろしい影響を与えます。
世界で生産されている果物や種子の4分の3は、ミツバチの受粉に頼っています。もしミツバチが絶滅してしまうと、ミツバチがこれまで行っていた受粉作業を人が行うことで掛かる費用は莫大で、恐らく農家も食べていけなくなるでしょう。
「米国農務省(USDA)は、毎年アメリカの農家のために約150億ドルの仕事をミツバチがしていると推定しています。」(出典:USDA official website https://www.usda.gov/)

ヨーロッパ諸国の国々では、これらの農薬を使用することは禁止されはじめています。
しかし、日本はどうでしょうか。
ここ数年の間、さまざまな農薬の残留基準値を緩和しているのです。

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Bionatura&co編集部
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ビオナチュラ&コー編集部は、コントリビューター団体や個人以外が執筆した有益情報の記事を数名の翻訳クラウドワーカーと共に編集し、みなさんにお届けします。